腰椎からみる腰痛のタイプ
背骨は頸から腰まで24個)の「椎骨」という骨が連結して出来ていて頸椎(7個)・胸椎(12個)・腰椎(5個)に分けられます。
腰椎は5つ椎骨が連結して出来ています。上から第1腰椎、第2腰椎で一番下が第5腰椎になります。第5腰椎の下は骨盤の中心である仙骨という骨で下端に尾骨があります。
5つある腰椎には腰は文字通り体の「要」で、人間のあらゆる動作の中心は腰にあります。そして5つそれぞれの骨が特定の動作の中心になっています。また、一つひとつの腰椎は内臓の働きとも関係しています。
第1腰椎
第1腰椎は体を反る時に中心になる骨で、腕や首など上半身の運動と関係しています。
人間は二足歩行ですが長時間の立位の時にもこの第1腰椎が中心になります。また第1腰椎は頭(ストレス)が疲れると緊張してきます。
体を反る事が困難になります。
朝起きた時に腰痛を感じます。
常に腰が重いかったり痛みを感じやすい腰痛
立ちっぱなしの仕事をしている腰痛
第2腰椎
第2腰椎は左右に体を倒した時に中心になる骨で第4腰椎が連動してきます。第2腰椎は消化器(胃、腸、肝、膵臓)と関係があります。第2腰椎が歪むとこんな腰痛になります
左右に体を倒した時に痛い
階段を下る時に痛い
くしゃみをした時に痛み
食べ過ぎた時に痛みが出やすい
第3腰椎
第3腰椎は体を捻る時に中心になる骨です。泌尿器(腎臓、膀胱)と関係があります。
第3腰椎が歪むとこんな腰痛になります。
体を捻ると痛い、かたい
座った状態から立ち上がった時に痛い
腰に力が入らない、動けない
第4腰椎
第4腰椎は骨盤の動き(開閉)を司る骨です。骨盤の閉じる可動性がないとうまくしゃがむ事が出来ない為痛む。また第4腰椎は生殖器、婦人科と関係があります。第4腰椎が歪むとこんな腰痛になります。
しゃがんだ時の痛み
子宮、卵巣の異常での腰痛
第5腰椎
第5腰椎は前後運動の中心になる骨です。第1、第3腰椎と連動します。また動作の初動時に力が入る骨です。第5腰椎は呼吸器と関係があります。第5腰椎が歪むとこんな腰痛になります。
前かがみの動作時の痛み
姿勢を変える時のズキッとした痛み
足の痛みに特に関係がある(座骨神経痛など)
階段を上がる時の痛み
腰から足が痛い
「腰から足が痛い」「足のシビレ」「おしりが痛い」などは腰の下の骨である第4腰椎と第5腰椎に原因がある事がほとんどです。第4腰椎、第5腰椎はヘルニアやすべり症などになりやすい負担のかかる変形しやすい腰椎です。
の痛みやシビレや足に力が入らない場合は少なからず坐骨神経が障害されています。おしりから足の裏側を通る痛みを坐骨神経痛と言われていますが坐骨神経は第4腰椎、第5腰椎と仙骨から出る神経の束が合わさりおしりの筋肉の下から太ももの裏を通り、途中から前後に分かれて下へ走る神経です。
坐骨神経痛が起きる原因は第4腰椎~第5腰椎間、第5腰椎~仙骨間の脊柱管狭窄、すべり症などの背骨の歪みが多いですが、その他に梨状筋症候群があります。梨状筋はおしりの下の方にある筋肉で仙骨から股関節に付いています。この梨状筋が硬直して、その下を走る坐骨神経を圧迫しているために起こる症状を梨状筋症候群をいいます。デスクワークで長時間お尻を圧迫しているとなりやすくなります。
骨盤が痛い
骨盤は腰椎の下の仙骨という骨の両側に腸骨が挟むような形で形成され、腸骨は前では恥骨となり、恥骨結合で左右つながっています。また腸骨の下は坐骨になります。腸骨、恥骨、坐骨は一つの大きな骨で寛骨といわれます。骨盤の痛みは多くの場合仙骨と腸骨のつなぎ目である仙腸関節が痛くなります。仙腸関節は妊娠すると大きく動き、月経・排卵のリズムでも動きます。女性は男性に比べて骨盤の動きが大きいので骨盤が痛くなるのは女性が圧倒的に多いです。特に出産後から骨盤がしっかり戻らず骨盤の痛み、腰痛になる事が多いです。
朝、起きたときの腰痛
起床時に腰痛を訴える人は多くいます。寝方が悪いのか?と気にしている人もいますが、寝方はあまり関係がありません。寝ると自然にその人の楽な姿勢で寝るからです。
腰痛持ちや体の歪みが強い人は仰向けで寝ることが苦手です。体が整っていると仰向けで寝ているものです。
朝起きた時の腰痛の原因
- 体の歪みでうまく力が抜けていない
- 腰に疲れが溜まっている
- 寝具の問題
①体の歪みでうまく力が抜けていない
体の歪みが強いと横になっても筋肉が緩まず本人は力を抜いているつもりでも体に力が入ってしまいます。特に体の中心である腰が頑張ってしまい朝腰が痛くなります。体の歪みが強い人は背中が硬く、体を反らすことが苦手だったり、痛かったりしますが、体が硬いため朝起きる時の腰痛がよくあります。このような人は寝ても疲れがとれにくいタイプでもあります
最初は部分的な疲労であっても慢性化すると徐々に体全体の疲労となり、体が強張ってしまい体が緩まないことがよくあります。このような疲れの元を探って対処すれば体はゆるみ楽になりますが、体全体を強く揉んだりしてもなかなか問題の解決にはなりません。体の歪みが強い自覚がある人は整体に行くと問題を解決するには早いかもしれません。
② 腰に疲れが溜まっている
力仕事などで腰に負担がかかっている職業の人は動いている時は、血流が良くて筋肉も柔らかいので痛みが出にくいですが、ジッと止まっていたり、寝ているときは血流が悪くなり筋肉も硬くなってきますので疲れが溜まっている個所に痛みが起きやすくなります。
枕が高い人はまず、低い枕に変えてみて下さい。それだけで朝腰が楽になることがあります。また腰が沈むような柔らかいところで寝ている人は朝に腰痛が起きやすくなります。
腰痛のほとんどの場合は腰の筋肉が伸びている状態ですので、ベッドで腰が沈むと背中が丸まり寝るときは楽でも朝に腰痛になりやすくなります。
③ 寝具の問題で腰が痛む
枕が高い人はまず、低い枕に変えてみて下さい。それだけで朝腰が楽になることがあります。また腰が沈むような柔らかいところで寝ている人は朝に腰痛が起きやすくなります。
腰痛のほとんどの場合は腰の筋肉が伸びている状態ですので、ベッドで腰が沈むと背中が丸まりますので寝るときは楽でも朝に腰痛になりやすくなります。
腰痛持ちに多い腰椎椎間板ヘルニアは腰痛の原因ではない!?
椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニアとは椎間板に亀裂が走り、中の髄核が外に飛び出し神経を圧迫します。特に体の負担がかかりやすい腰はヘルニアになりやすい箇所です。症状として腰椎、下肢の痛みや痺れで人により痛みの出る箇所は違いますが、お尻から足先まで痛みが出ます。前かがみになると痛みが増し、咳やくしゃみでも痛みが強く出ます。症状が悪化すると歩行困難にもなります。
腰椎椎間板ヘルニアとは
腰痛に加え片足に痛みがあるのが、腰椎椎間板ヘルニアの典型的な症状で、足の痛みがなく腰痛だけの場合は椎間板ヘルニアではない事が多いです。ヘルニアになる発症年齢は幅広く、若年層の場合は完全に形成されていない椎間板が、スポーツなどによる負荷で発症することが多い。中高年の場合は姿勢不良や偏った動作など腰に負担をかけることからなります。中高年の男性ではジョギングしている方の発症が多いといわれています。
腰椎椎間板ヘルニアのチェック法
簡単な椎間板ヘルニアのチェック法としては、仰向けの状態で膝が曲がらないように片足ずつ上にあげていきます。椎間板ヘルニアがある場合は少し足を上げた場合でも痛みが出ます。自分でも出来ますが、膝が曲がりやすいので人に膝が曲がらないように抑えて押さえてもらいながら上げてもらうとよいです。
腰椎椎間板ヘルニアが痛みや痺れの原因ではない!?
椎間板ヘルニアの説明とチェック法をお伝えしましたが、最近では椎間板ヘルニアがある人でも全く痛みがないことも多くあり必ずしもヘルニアがあるからと痛みや痺れがある訳ではありません。当院でも椎間板ヘルニアになるくらいその部位に負担がかかり、血液や神経の流れが滞っている事が原因で、椎間板ヘルニアがある箇所は原因ではなく姿勢や体の歪みの負担がきた結果であると考えていますので体全体の問題です。
腰痛の原因が人それぞれ違う
腰痛といっても感じ方は様々で、じっとしていれば痛くない腰痛であったり動かなくても痛みがあったり、寝起きやデスクワークなどしばらくの間あまり体を動かさないと腰痛を感じたり腰がおもいや痛いなど感じ方も様々です。
病院では腰痛の8割以上は原因不明とされています。レントゲンで椎骨に異常がなければ分かりませんが、椎骨に異常がある場合は腰椎が悪い状態でほとんどの場合は腰椎の変形までいっていません。
内蔵による腰痛もある
内臓、特に腹部にある内臓に異常があるときは臓器そのもの痛みと周辺の筋肉に痛みを感じ、腰痛が起こることもあります。主に腎臓病・尿路結石・婦人科系の病気など。胆石症は上腹部痛とともに腰痛を感じることもあり、虫垂炎も炎症のある盲腸の痛みに加え腰痛を感じることがあります。





お電話ありがとうございます、
整体処たまゆらでございます。